まず汗をかけ。汗の中から知恵を出せ！ ラケットやガットの話など、テニス道具に関すること中心に、自分の覚え書がてら、書いていこうかなと。

テクニファイバーの新作ガット、ブラックコード（１．２４ｍ）を
試しました。
ＴＣＳとどっちから試すか迷いましたが、色でこっちに（＾＾）

テンションはピラミッドと同じく５７ポンド。
さて、第１印象は・・・・、と、飛ぶ！！打球感は、柔らか硬いです。
わかりにくいですね。周りが柔らかく、芯が硬いということです。
インパクトの瞬間、非常に当たりは柔らかく感じます。
エナジーのような、グニャっという感触ではありません。
表面だけが柔らかい感じですが、結構素直なソフトさです。
またポリプラズマのように乾いた感触ではありません。
そういった点では、悪い印象は受けません。
ただ、その後が独特です。とても芯の存在を感じます。
確かに、ガット説明図の断面図を見ると、表面と中は素材が
別になってますよね。プロハリツアーのように、一定以上の
強打をした際にとても硬くなり、もうこれ以上は伸びません！
といって板状になるのとは違います。硬い芯を感じますが、
それ以上伸びない、ということではなく、自然な伸びは感じます。
ただ、パキーンとシャープに球を弾きだします。
プロハリツアーの芯は針金だから伸びなくなるけどそんなに反発も
しない。ブラックコードの芯は硬いバネだから硬いなりに伸びるし
バネで溜めた分反発する、というイメージが分かりやすいと
思いますが、分かりますか～？
つまり柔らかさは、ガットが伸びることで感じるのではなく、
表面の素材でソフト感を出しています。伸びにくいガット、
というのは伸縮性があまりない、ということと同義な気がします。
伸縮性がないから、テンション維持もいい。それだけだと硬いから、
柔らかさを出すために、素材で工夫をするんでしょうね。
テクニファイバーのガットは、どれもテンション維持はほんとに
素晴らしく、ＮＯ．1だと個人的に思っていますが、それゆえ、
インパクトの瞬間もガットの伸びがあまり感じられないですね。
ここは完全に好みの世界でしょう。私は、好みではありません・・。
テンション維持が悪くても、アルパワーやピラミッドといった
系統が好きですね。その分、月１くらい張り替えればいいや、
という感じです。
んで、振動はないんですが、上記のようにガットが伸びない感じで
芯があるので、衝撃は結構あります。がっつ～んとハードヒットすると、
かなり打ち応えあります。肘が悪い人は論外です。

弾くのでボレー等はかなり楽です。サーブのスピードも出ますし、
当てて返すのも楽です。ただ、ヘビースピンはかかりにくいですね。
ドライブ程度なら、楽でいい感じです。アルパワー、プロハリツアー
等々の使用者が、それらと同程度のヘビースピンを打つなら、
いつもより３割増し程度のパワーや早いスイングスピードが必要と
感じます。ただ、同じ打ち方をしてもスピードは２割増しくらい
出る気がします。いってみればパワーヒッターにとってのポリの
メリットをなくした感じですかね。
ただ、そういった典型的なポリの打球感は重い、とか飛ばない、
と感じるユーザー層には、かなりフィットするポリだと思います。
硬めで切れにくいシンセをお探しな方にもいいとおもいます。
低い弾道でコントロールをしていく方ならいいと思います～。
個人的には、ポリプラズマもシャープなガットと位置付けていますので、
あれよりは打球感が柔らかく素直でよいため、ポリプラズマユーザーの
方にもお勧めできるガットと思います。

私は・・・、ちょっと合いませんでした。
俊敏な反応はポリにほとんど求めていないので・・。
在庫の１．１５ｍは誰か知り合いにあげてしまうかな・・。

ということで、次なる期待はＴＣＳになります～。
張って一週間してませんが、張り替えま～す。